人に触れた分だけ、人に触れられる権利を持つ

久々の深夜の更新。
時間は2:30を過ぎたところでしょうか。
皆さま、おばんです。


色々なことがひと段落。
そんな、深夜ののひととき。


感じたこと、思うこと、本当にたくさんのこと。
元々人と接することが苦手で、どこか受身の自分。
そんな人が人と接する仕事をして、人と接して仕事を進める。


苦手意識が苦手を育てて、必要以上の人との接触を控えようとする。
控えた分だけ怖さが生まれて、人を見れなくなる。話すことが出来なくなる。
表情も消える。感情も感覚も薄くなっていく。

「受けたサービスが出来るサービスだ。」

そんな言葉を受けたのが10年ほど前のこと。


それから10年の間に自分の中で生まれた言葉が、

「人に与えられるのは、自分が与えてもらったものだけだ。」
「自分が接客してもらった分だけ、人に接客できる。」


少しずつ関わる人が増えていき、その度に旅に出る回数が増えていく。
回数と共に、徐々に遠くへ、遠くへと向かっていく。

そのバランスが崩れて、人と関わる回数が増える中で旅に出なくなった。
その中のどこかで無理が出て、何も出来なくなった。


甘えだと思う。
そんなのこじ付けだとも思う。
でも、そうじゃないと生きられないんだよな、って思う。

生きてる人、皆平等なんてことはなくて。
何かと棚ボタの人もいるし、どうにもこうにも上手くいかない人もいる。
ふらふら旅して生活できてる人もいれば、必死に働いても食えてない人もいる。
そんな中で旅しないと生きていけない人なんだろうなあ、なんて。


旅をしていると、しなきゃいけないことがたくさんある。
予定も立てなきゃいけない、調べることもしないといけない、人に聞いたり、お願いしたり、話さないといけない。
自分が苦手だろうがなんだろうが、やることがある。
でないと、生きられない。

でも、旅の最中のそういうことは嫌じゃない。
思いがけず笑顔になることもたくさんある。
家にいるときには1つも起きない事が、旅の間はたくさんある。


その時だけの関係だけれど、記憶には残る。
それが次の人に与えられるもののはじまりで、人に出来ることの源で。
また切れる頃には不思議と手が動き始めている。

それを色々あって抑えなくちゃいけないときもある。
ある程度は大丈夫でも、その反動はやっぱり大きい。
結局、迷惑をかける原因にもなる。


得る必要があった。もっとたくさんのものを。
得る時間も得るに必要な人ももっとたくさんだった。

そのケアが追いつかなかった。
そこまで重要視していなかった。
自分の落ち度だったんだよね、やっぱり。


無理しない。
自分の生き方がある。
そうしないと、自分が死ぬんだ。