ヒトの生死。

そこになにかをかんじとる。
なにもできない。

違和感や不吉を感じるだけ。
誰かに伝えたい。
そして助けたい。


そう。感じても、現実を変えられない。


もう2ヶ月くらいになる、あの日。
それからの自分は変だ。
周りとは違う何かを感じている。
ふとした瞬間に違うそれに恐怖している。

形も無い、音もしない、ただ感じるしかない。


一昨日言いかけた、それと。
電話しそこなった、それと。
ぐちゃぐちゃになった、あれと。
ここにいる、じぶん。


ただ何かを知らせたい。
異様なほどに何をしたいのかさえ、自分でわからなかった。

ただ、何かがある。
無性にそうしたい。
それだけだった、まだ一昨日は。


でも昨日、起きてしまった。
自らに影響が及ぶ事故や事件が。
そして伝えたいと思った相手にも影響するであろう事故が。


自分自身が迷惑な存在。
世の中にあるべきではないと感じてしまう。
見えるべきでないものが見えたり、感じられる。
それは自分自身が見えるべきでなかったり、感じられないようにあるべきなのではないかと。


正直、ここ2ヶ月はそんな葛藤とのやりとりで。
自分の在り方から、存在価値から。
そんなもの、随分前に考えても仕方ない事だってたどり着いたのに。
根本的なところから覆ってしまったものだから、混乱している。


知っていて何もできなかった、わけではない。
けれども、何かが起こるであろう、それはなんとなく感じていた。

感じつつもわからない。
わからない自分が許せない。


ゆっくりして、夜にはぐったり。
すり抜けることは出来ても、起きてしまった現実はかえられない。
どうにもできない。なにもできない。とめられない。


辛いし、しんどい。
表面上でネタにしても、底にあるのはこんな感情。
実はそこに自虐があって。

こんな人間でも人を好きになっていいのかな。
…いや、決してそういう意味じゃなくて。