紙屑

机上の大量のわら半紙
その片隅にいたアイツ


オレンジに輝く、夏の日差しの残る日
重くて暑くて苦しくて
涼しい風を求めた俺
ぽつりとアイツがうなずいた


頭ひとつ違うアイツ
いつもただ俯いてた
あの日 運命のいたずら


堅い 堅いまま
ただ答えてく
周りをよそにして


あの日気付いた
笑顔のとき 見たかったって


今はもう 紙屑だけ 残った