掴んでも、掴みきれない、あの日、あの時。

届きそうで、届かない。
届いても、伝わって、相通じても、巨大なものに押しつぶされる。
…簡単には掴めない、いきかた。


おばんです。
桜の開花にダイヤ改正と、話題に事欠かない今日の日。
皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。


今までしてきたこと。
それを考えれば、注いでも注いでも、どんなに溢れようが、そのまま流れようがわからないくらい注いでも、それが無かったかの如く扱われても仕方が無い。
…そんなことを思うのです。


それが今までの自分の生き方であり、過去であり。
何にも出来ずにきた結果が現在でもあり。
だからこそ、今しなきゃいけない。


にも関わらず、知らず知らずに相手に求めているなにか。
…どこまで自分勝手なのか。本当に身の程を知らない。


捨てられようがなんだろうが、今は注ぐのが仕事で。
満たされるかどうか、分かりもしないものを注ぐことが第一で。
一方通行のやりとりの中で、無意識が求めているなにか。
…本当にどうしようもない。


開けてしまった箱は、収まる事を知らず。
自分の中でどんどん大きくなっていく。
今、このときにそんなことを考えても仕方ないことなのに。

あの景色と、その風音から、なにから。
徐々に鮮明に蘇ってきて、襲う。
あの夜、あの場所で、あの時間にあったこと。
…考えても仕方の無いこと。


出来るのは注いでもらった言葉を、自分の中で解いて。
解きほぐした言葉を自分のものにして、人の役に立てるくらい。
あの人の分身ではないけれど、自分の心に生きる存在として。
また別の人に注ぐくらいしか、自分にはできない。


…もう、できないんだよ。