日常の日常…。

 どんなに間違っていると思うことであっても、その問題に対する個々の言い分はあって、重みも違う、何もかも違う。

 昔のような静けさ。それが欲しい。

 何も伝わらない。
 実際には何も気付いてない、人。
 何もかも。

 この想いを、ただ伝えられるのなら、どれほどに楽なんだろう。
 こんな理想があったとしても、現実がここまで食い違っている自分はなんなのだろう。
 良いわけが無い。としか、言えない。

 日常が、日常で無くなった時、そこに残る自分は、何を、どうしたいのか、見えなくなる。
 そういうとき、ヘタに言われれば嫌になる。
 もっと、もっと。

 何も分からない。アイツには何も分かっちゃいない。

 たとえ、心でそうは思っても、決して口に出してはいけないと。
 そういう風に考えたとしても、口走ったり。

 どう過ごせばいいのか、どうやってこの時間を無くせばいいのか。
 それが日常から、日常へ変わるときの様子。
 一つの変化から、全てが変わっていく。
 それがどれだけ恐いものなのか、どれだけの表しようの無い思いが犇めき合うのかは、言うまでもない。

 今日も「なんで分からない…。。。」というものに出逢った。
 口には出さない、ごく単純な事ではあるのだけれども、それこそが一番大事であったりするのかもしれない。
 雰囲気…だよ。やっぱり。

 そんな自分が、そんな雰囲気を感じ取れているのかは甚だ疑問ではあるが。