綺麗な言葉ではないけれど。

 不器用だからかもしれないけれども、人との関係がどうあるべきか分からない。

 厳しすぎても、甘すぎても、ダメ。
 でも、その加減がイマイチ掴めない。

 本当は、そうとは思わないような事でも、流されるしかない。
 …それじゃダメだ、と思いつつ、結局流される。

 自分なりの想いを、自分なりに考える。
 それは、いつもどこかで消え伏してしまって、他のものに抹消される。

 そんな風に感じることが多い。

 あの日、あの時の考えはもう…消え、もっと冷めた、冷たい、温かみの無い感情になっている。
 どんどん、どんどんと、そういった感情が増えていく。
 …嫌だ、嫌だと思いつつ、それは止められない。

 苛々ばかりしている自分がいる。
 それは、自分に対しての憤りなのだろう。
 決して、人に対するものではない、そう感じようとしている。

 他人に対して、そう思う事はイケナイことなのだから。

 もっと集中してやらなければならないことは沢山あって、全てに手をつけられない。
 選べない。選ぶことはダメであるから。

 ---feel.

 どんなに嫌であっても、極力それは奥に潜めさせて、忘れさせる。
 自分さえ、忘れてしまえばいいんだから。

 まだ気付いちゃいない、本当の奥底にある本音には。