カタムク

 影へと消えていった。

 追いかけた。ただ、ひたすら。

 見つかる当ても無く、ただ駆けた。


 湖畔の木陰。

 ゆったりと流れる時間。

 それに逆らうかのように。


 そんな時代。

 もう忘れ去られた、過去。

 影へと消えていった。

 追いかけた。ただ、ひたすら。

 見つかる当ても無く、ただ駆けた。


 湖畔の木陰。

 ゆったりと流れる時間。

 それに逆らうかのように。


 そんな時代。

 もう忘れ去られた、過去。