なんとも感じてないのかな…

 いくら励まされても、今の俺は応えられないよ……

 とか、真剣に思ったり。

 こんな自分……誰かと会ったら…変だろうな。

 多分、偽った態度とると思うから。

 「なんか変だよ。」って感じてくれる人はいるのかな…。

 今日の帰り道…空…暗くてよく見えなかった。

 けど、いつも以上に感じられた…「大きさ」

 こんなにも広く広がってる。

 建物の影に隠れてよく見えない空。

 そんな空が夜になれば…街を包み込む。

 それで…大きく見えたのだろう。

 俺は…空を見上げることが好き。

 嫌な思い出もたくさん思い出すけれど、見てると優しい気持ちになれる。

 冬の日…そして春・夏。

 多くの想い出が空を見上げると…想い出す。

 でも…そんな想い出が…空を見ると懐かしく思える。

 ツラクはないものに…見える。

 空を撮りたい…それで今日は学校を出るのを1時間近く遅らせたんですけど…暗くなりすぎました。

 あと30分早かったら…違った空が見えたのかもしれない。

 常に変わる空。同じ物は現れない。

 そんな空を見ることが…今の幸せなのかもしれない。

 穏やかになれる一時。

 押しつぶされそうな日々の中で…唯一のとき。

 「1日中、空を見ていたいな。」

 なんて思う。無理だけど。

 そんなことが出来たなら…もっと頑張れる。

 全ての事から開放されて…空だけを見上げて。

 そんな時間をすごしたい。

 都会は建物が多くて…空を見上げても…疲れるだけ。

 自然に下を向いているような気がする。

 半年前までは、学校で富士山が見えた。

 今では民家が見える。

 空を感じることはない。

 苦しい。そして…重い。

 すべてが押し寄せる波のごとく…存在している。

 俺にとっての空は…今の……俺の頑張りを支えてる唯一のもの。

 そんな空が…ゆっくり見られない日。

 そんな日が異様に辛くて…しんどい。

 想うことはいろいろある。

 そんなことも空さえ見れば…穏やかに考えられる。

 俺には…そんなゆとりがなかったのかもしれない。

 最近は駅から歩いて帰っている。

 だから…空を見上げられる。

 自転車だったり…バスだったり…すると…なにもない。

 ただ便利で速いだけ。

 時間があるのに急いでもしょうがない俺にとっては…意味がないから。

 でも…それだけでは…足らない。

 俺の…エネルギーは……足らない。