偽の笑顔って…
疲れると思うよ…本当に。
俺なんか真似できない。不器用だから。
休みになると、普段以上に疲れるってどういうこと?
別になにするわけでもないのに…いつも以上に疲れる。
なぜか…家族からの圧力というか、重みを感じるんだよね。
自分自身、体力が日に日に落ちてる…
遊びたくても…行きたくても…肩が言うこと聞かないから、ついつい出そびれてしまって…取り残される、悪循環。
人まで信用できない。
将来、親になったとしても自分に子供がいたとしたらどういう風に接してあげたらいいか、わからない。
そんな不安にかられた。
本当は今日、出かけたかった。
それなりの格好をしていた。
けれど…家を出ることが出来なかった。
ナゼカ…体が言うことを聞かなかった。
眠くなったり、肩が重かったり、足が痛かったり…
別になにもしていない。
ただ、そんな症状がでて、胸のあたりが痛かった。
「なんで、俺はいつも…」
って思った。
何かあると、すぐに体に現れる。
自分の中で…何かがあった。
寝起きから…辛いことばかり。
自分では…どうにもできないから。
辛抱するしかないから。
どんなに辛くても、人の前では見せられないから。
そんな俺の休日。
休日だけでいいから、家にいたくない。
胸が苦しくなるほどに…辛いことだらけ。
もっと…自由になりたい。
けど、俺が迷惑かけたらもっと悲惨なことになるから…
辛抱して、我慢して、耐えるしかない。
この苦しさ、わかる人もいると思う。
分からない人も…いるはず。
だから…出かけられないように…体が反応したのかもしれない。
会いたかった。
本当の笑顔じゃないかもしれない。
けど、会いたかった。
こんな息詰まる空間にいたくなかった。そして、俺の尊敬する人に…会いたかった。
こんな自分を認めてくれる人に会いたかった。
ただそれだけで、それだけなのに…ダメだった。
自分には…何もできないのかって…問い詰めてる。
そんなときに声をかけてくれた…その言葉が…
今も…これからも忘れられない。