覚えて、ないなあ。

秋からのこと、覚えてない。
断片的に出てきても、全然記憶が繋がらない。

感覚ばかり覚えていて、その時に何があってどうなったかなんて、全然覚えていない。
自分のやっていたことが、見えてこない。


夢にばかり出てくる。
それも、起きてしまえば忘れてる。
そのときも、感覚ばかりが訴えてくる。


ふと、天井を見上げて。
随分とゆったりとした気持ちに戻ったなあなんて思いながら、あのときの感覚との差違を感じて。
たた、この澱みに留まらないようにしないとな、なんて。


まだ見えなくて。
まだわからないけれど。
それは見返したときに見えるから。

今を生きる。
そのときを精一杯、生きる。