他人の幸せ、自分の幸せ。
最近のとある物件がようやく片付いたみたい。
チョッと変わってて、変なところで不器用で。
でもすんごい頑張り屋のアイツ。
妹みたいなヤツで勝手に気にかけてた。
気付いたら、間に入ってた。
上手くいってほしくて。
不安がりの怖がりで、なかなか一人でいけなくて。
気付けば隣にいたりで、あえて冷たくしてみたり。
そんなのも、もう終わり。
なんだかんだで上手くいったみたい。
ずっと悩んでて心配でたまらなかったんだけど、また元気になって。
…これで良かったんだ、と思う。
…でもなぜか心はからっから。
他人を幸せにしても、自分は幸せにはなれないな、とか。
なりたいけど、不幸にしかならないなとか。
自分には恋とか無理だ…とか。
で、ふたりに帰りがけ遭遇しても、直視できなかった。
…なんか辛い。こんなの久々で。
でも、はじめてじゃない。
いつも裏方でお世話するだけで、表舞台に立つ人間とは違う。
見えない仕事を終えれば、気付かれないようにまた消える。
ハンバーグにも、ステーキにもなれない。
添えてあるブロッコリー程度。
表の人をズルいと思うときもある。
イイトコドリするなあと思ったり。
でも自分は裏の人間だもの。
今はただ、親心ではないけども、寂しい。