本の虫。

普段はそんなに進んで本を読むこともないのだけど、数ヵ月に1度くらいの割合で突如として読みたくなるときがある。
その時は本を貪るようにとにかく読んで、最低でも文庫1日1冊を読み終えている。


それが16日の土曜日から始まり…


本選びは題名と作家名*1、最後に直感で選ぶのが自分流。
なので、いつもなら割と特定ジャンルもの、もしくは特定作家ものばかりをチョイスしてしまっている。
が、今回はちと違った。

SFあり、ハードボイルドあり、推理小説ありの海外体験ものあり、とまあなんでもござれ具合。
ここまで脈略のない本選びはこれまでになかった。



そもそも18までは本当に興味のあるジャンルものしか読めず、それ以降になって少しずつ他のジャンルにも手を出し始めた程。
ようやくか…と言われればそれまでだけど、読み耐えられる?*2ようになった自分は進歩したのかどうなのか。
少なからず本屋がいい影響を与えてくれた気がしなくもない。*3


またまたぐちゃりとした話になってしまったが、10年前は国語嫌いの本嫌いだったことを考えればかなりの進歩だわなあ、と。
それが某作家諸作品を読み耽り、そこから某ジャンルの作品を読み耽りと、徐々に広がって今日。



「出逢いとは偉大だなあ。」


と、日曜日に本屋で会計する前に思った次第。



…未だに有名な作品は避けてしまう*4のが痛いけどなあ。

*1:有名無名の問題ではなく、その作家の他作品を既読か未読かでの判断。

*2:決してつまらない作品を無理に読んでいるわけではない。難しい前後関係をかみ砕けるかどうかという意味で。

*3:札幌の近所にあった某書店の話。割と好みな陳列・品揃えで、未だにあそこ以上のところは見つからない。なまじ大規模ならば良いというわけでもないし。

*4:学校国語の模範回答のように、一般に示されたそれをその作品の正しい読み解きとされるのが自分の感じ方を否定されるようで。