福知山線事故に関連して

 周囲のblogに反応して書く訳ですが、その周囲の中で一番暇であろう自分が一番遅いというのも…(文になってない)

 知っている方も多いとは思いますが、私の知り合いには詳しい方々がおりまして、事故に関連するものは連日の話題となっております。
 個人的な見解からすれば、まず誤った報道や世論を誘導する為ような報道が多すぎるように思います。
 特に車両の軽量化による、構造上の強度の低下を叫ぶ報道を多く感じますが、車両を製造する際には、強度がある基準以上になるように設計されています。
 またなぜ車両の軽量化が大事なのかというと、道路と同じように通行量が同じであっても線路等に与えるダメージが軽いと少ないために保守費が軽減される、また電力消費量も下がります。
 また、株式会社である以上は利益の追求をした上で安全を確保しなければならないわけであり、完全民営化した本州三社の中で最も株価の低い西日本は、経営的にも辛いものがあるでしょう。

 上の記述は、確かに人命軽視かもしれません。
 だからと言って、人命を守るために運賃を2倍にしますと言っても、絶対に受け入れられないでしょう。(法律等は無視しても)

 かなり個人的な事ですが、マスコミというものが嫌いです。
 報道というものを見ていると、俯に落ちないことが多々あります。
 なので、あまり真に受けることがないので、こうやって背景を見ていると、いつも同じような情景が見えてくるんです。

 憶測ですが、今回の事故は速度超過と車両の動作による競合脱線でしょう。
 勿論、その前兆となりうる事はあったかもしれません。

 ですが、どうでしょう?
 あなたが遅れている電車に乗っていたのなら。乗り換えに間に合わないと、大変な事になる。そういう風にも考えてみて下さい。

 そういう視点を与えてくれないマスコミという存在を考えてください。
 彼等は本当に真実を伝えているんでしょうか。
 鵜呑みにするべきではないんです。彼等を遠くから見ることで見えてくる本質も沢山あります。

 運転士の過失であるとは思いますが、メディア側の酷い世論誘導が感じとれたので、なんだか嫌な書きものになってしまいました。


 最後に、被害者の皆様のご冥福とご回復を祈ります。