しなきゃいけないのに。

 なんで怒っているのかすら分からない。
 勝手に怒りが湧いてくる。

 いつの日だっただろうか。
 突然、笑顔が減った日は。

 とある日の会話の中、なにかが切り替わった。
 徐々に楽な気持ちが張り詰めたものに変わった。

 そして今、感じているのはあの頃の雰囲気。
 全てが敵に見えた中一の頃。

 もともとそうだったから。昔から。
 本当に安心して、安定して生活したことなんてなかったから。
 いつもどこかで、不安だったから。

 それがまた増大してきているだけ。
 それだけ。

 楽しい事は奪われるのが当然で、見つけてもすぐに失うだけ。
 どんなに喜ばしい事であっても、その先に見えるのはいつも辛い現実でしかない。

 壊す自分。そして、壊される。
 何の為に生きてるんだろう。

 大事だからこそ、壊してしまってる。
 相手も自分も。

 独りになればいつもこうだ。
 そうでしかない。

 だから、独りになる時間を減らした。

 また独りになる時間が増えた今、どうしたらいいんだろう。
 今、こんな自分を忘れさせるものはない。

 自分なんてどうでもよかったから。
 結局、他人がどう思っているかの方が重要だったから。
 いくら自分なんてものを探したところで出てくるはずが無い。

 忘れるしかないんだ。こういうことは。