一昨日の夜。

 心が冷えていく…

 季節はもう冬のようなもの。

 そんな中で…想いは冷え…沸き上がるものも止み…

 この身体のなかが変わり…冷えてきている。

 周りが冷静なせいか、自分も…冷める。

 想う気持ちも冷め…一人でもぼーっとしているだけ。

 ただ…一人で…ぼーっと。

 ぼんやりと思い出してみる。

 すると…大してなんとも思わない。

 …冷めた……それだけ。

 一人でも…いい。

 みたいに思うことも最近たまに…

 哀しい。

 こんな自分が…哀しい。

 単なる一時的なものであったのか…なんて思うと…

 あの頃の自分…には戻れない。

 ただ…懐かしい。

 熱い想い…消え去ってしまったもの。

 すべてが懐かしい。

 でも、そんなことを思い出しても…前のような気持ちにはならない。

 誰かに…って想ってた俺。

 もう…いない。

 もう…あの日に戻ることは…出来ない。

 知らないうちに冷めていた…心。

 今度は俺が…見守る番なのかもしれない。